グラナディラフルーツの味と健康効果

グラナディラフルーツの品種

 

 

パッションフルーツの学名は「Passiflora edulis」で、トケイソウ科の常緑つる性多年草となっています。開花するのは5月頃で、結実は7月~8月頃です。自家結実性で花がキレイなので観賞用にも適しています。

 

パッションフルーツの花は真昼に咲き、その時に受粉しないと実が付かないとされ、また、受粉した花粉の数が多ければ多いほど実の中身も多くなるそうです。

 

さて、品種には大きく3種類(パープルグラナディラ、スィートグラナディラ、マラクヤ)あります。いわゆるグラナディラフルーツというわけです。

 

パープルグラナディラの実は、直径4~5cmの球形、熟すると皮の色が茶色から紫色になりシワもできます。果肉は黄色の果汁が入ったゼリー状で、黒くて丸い種がたくさん入っています。芳香が豊かです。

 

スィートグラナディラは橙色の皮が特徴で、パープルグラナディラと果肉の状態はあまり違いませんが、香りは若干薄いようです。

 

マラクヤは大型の品種で、果皮が黄色です。ただし、日本に輸入されているもののほとんどは前者2種類です。出回り期は、ニュージーランド産なら1月~9月、アメリカ産なら7~2月となります。国内産では春先から~10月に出回りますが、温かい沖縄では4月初旬~9月いっぱいとなります。

 

グラナディラフルーツを美味しく食べるために「食べごろ」をおさえましょう。収穫後にも追熟によって熟度が進行し、果皮の色が褐変します。ポイントは表面にシワができた頃で、それが食べごろです。輸入物の場合は、若い状態で収穫することが多いので、時間が経過しているので、すでにシワがあるものを購入できます。