グラナディラフルーツの味と健康効果

注目のパッションフルーツ

 

 

表題はグラナディラフルーツですが、パッションフルーツという名前を出したのは、パッションフルーツがそれらの総称だからです。

 

パッションフルーツ(トケイソウ科)は、甘酸っぱい風味がさわやかで美味しい南国のフルーツです。独特の芳香と酸味はまさに南国果実の持ち味というわけで、中身の果肉はゼリー状で、黒い種が入っています。そのまま生食でもいけますし、ジュースやゼリーの材料として使われます。

 

そもそも「パッション」という名前の由来ですが、それは花の形からきています。普通に英語で「パッション」なら「情熱」という意味ですが、フルーツではそうではなく「キリストの受難」を表しているのです。名付けたのはスペインのイエズス会士で16世紀・大航海時代です。南米に渡り、初めてこの花を見て、これはアッシジの聖フランチェスコが夢に見たと伝えられている「十字架上の花」であるとして、「Passiflora・受難の花」と呼んだことから始まっているようです。つまり、そんなに最近のフルートではないのです。

 

ちなみに日本人は花が時計の文字盤に似ていると考えたそうで、時計草、クダモノトケイと名付けました。

 

原産地は南アメリカで、ブラジル南部、パラグアイ、アルゼンチン北部の一帯とされ、日本に渡来したのは18世紀だとされています。現在の産地としては、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、インド、スリランカなど各熱帯・亜熱帯地方で盛んに栽培されています。日本でも沖縄、小笠原諸島、奄美大島で栽培されています。